2011年05月09日

【共有】引退間近のある高齢大工の話

その大工は、もうそろそろ家を建てる仕事をやめて、妻と一緒にのんびり暮らそうと思った。
大工の雇い主は、個人的な願いとして「もう一軒だけ建ててくれないか」 と頼んだ。
大工は承知したが、真剣に仕事をする気はなかった。
粗悪な材料を使い、手を抜いた。
キャリアを積んだ優秀な職人の幕引きにしては、残念な最後の仕事だった…。家は完成した。点検にやって来た雇い主は、玄関のカギを大工に渡していった。
「この家はあなたの家です。長年頑張ったあなたへの私からのプレゼントです。」
大工は、大ショックを受けた。そして、ひどく恥ずかしかった。
自分の家を建てているとわかっていたら…多分もっと頑張っただろう。

私たちもこの大工と同じだ。毎日毎日、人生という家を建てている。だが、建てていることに全力を尽くしていないことが多い。
そしてずっと後になって、自分がつくりあげた人生(建てた家)に一生住みつづけなくてはならないことを知ってショックを受ける。

もう一度、やり直すことができたら、全く違うことをするだろう。だが、その時はもう、後戻りはできない。
自分も後悔したくない。あなたにも後悔してほしくない。
あなたも私も、大工のことを笑えない。
私たちは人生という一生住みつづける家をつくっているが、果たして最善を尽くしているか。

「ベストを尽くせ」という言葉は耳にタコができるほど聞かされた言葉かもしれない。
それから 「あと、ひと頑張りだ」 という言葉も。でも、もう一度言おう。
今、取り組んでいることに全力を尽くすと、思いがけないところから幸運がもたらされることが多い。
もうダメだ、とか、おしまいだ、とか思っても、もうひと頑張りすることが何より大切だ。

それをどうか忘れないでほしい。 あと、ひと頑張りだ! もう一歩だ!


・・・そんなGW終わりの自分への喝も込めた日記。
posted by I氏 at 02:09| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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